すっきり ほっこり にっこり日記

訪問マッサージをしています。
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    マッサージの緩急強弱その3
    0
      Sさんの状態や反応を見ながら
      瞬時瞬時に変化する手技。

      リラックス状態を保ちながら行うマッサージですが
      機能を回復する神経へのアプローチも欠かせません。

      いわゆるツボ押しといわれるものですが
      脊髄神経を介して体に反応が現れます。

      でもSさんは筋繊維が薄いので
      急激な手技の変化は強刺激となる場合もあるので

      意志が伝えられない方だからこそ
      体の反応を見ながら慎重に行う必要があるのです。


      低下した機能を高めながら
      体に負担をかけない方法とは??

      それは手技のミックスかなと私は思っています。

      擦っている一方で押圧している。
      揉んでいる一方で擦っている。
      押しているようで揉みながら擦っている、など。

      これはリラックスと亢進が同時進行していることです。

      また同じ揉むにしても
      手のどの部分を使うかで刺激に差を出せます。

      親指、四指、手根部、母指球、小指球、
      それぞれに受ける刺激は違いますし

      また筋繊維に対して
      垂直に、または並行するのか、

      圧をかける時間などでも変ってきます。
      適度な強さに持っていくまでの時間、
      急に押すのか徐々に押すのか、

      また呼吸をはいた時や吸った時でも
      違ってきます。

      人の手が織りなすマッサージは
      機械にはないここちよさを感じることができるのです。


      このやり方は運動療法にも応用でき

      伸ばしながら擦すったり
      緊張が強くならないように軽く揺らしながらのばす。

      曲げたい関節があれば少し遊びを作ること。

      伸展したい場合、伸ばすことだけにとらわれると
      体が逆に働くので

      牽引したり叩打したり

      伸筋群の収縮を引き出すと伸展しやすくなる     ・・・などなど


      全部は書ききれませんが

      体と対話しながら
      五感もフルに使って行うSさんのマッサージ。

      いっぱい勉強させていただきました。感謝です。

                                     (おわり)



      | ゆらぎのマッサージ | 11:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
      マッサージ緩急強弱その2
      0
        そっと包むようにSさんの背中に触れてみました。
        あまりにも細く骨ばった骨格。

        肩の上の小さな小さな筋肉が
        首と肩をつないでいます。

        背中の筋肉はとても薄く
        皮の下に肋骨が透けて見えるくらい。 

        触れてみると少し冷たく感じで
        呼吸は静かな静かなごく浅い呼吸です。

        いつも背中を丸めており
        せき込んで首すじや腹筋の筋肉が収縮すると
        下肢が浮くぐらい丸まってしまいます。

        そうなると肘も曲がり
        指の爪が手のひらに食い込むくらいに力が入ってしまいます。



        一番最初の軽擦法では
        手のひらをぴったりつけてゆっくり擦ったら

        私の手の体温がSさんに伝わり
        「あたたかい〜〜」
        そう言ってるように感じました。

        音楽で言うと前奏のようなものですが
        とてもリラックスして体の緊張が解けてくるのです。

        眉間のしわが伸び
        クゥ〜クゥと息使いが聞こえてきます。

        次の手技に変わる時
        ここで起こしてしまったら
        せっかくの夢心地から覚めてしまいます。

        特に筋肉が少ないし
        呼吸も浅いので

        強かったり体を揺らしすぎる手技は
        逆効果となります。

        全身を緩めるマッサージの後、
        運動として関節を動かすのが一番の目的なので

        そこまでのマッサージメニューの組み立てを
        Sさんの状態や反応を見ながら
        瞬時瞬時に手技を変化させていきます。


                                (つづく)




        | ゆらぎのマッサージ | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP
        マッサージの緩急強弱 その1
        0
          マッサージの速度や強弱。

          それを意識すると
          また別の視点を持つことができます。

          マッサージはやり方さえ覚えれば
          誰でもできる手技だとは思いますが

          たかがマッサージ、されどマッサージ。

          ただ気持ちがいいだけではなく
          体に与える効果はもちろん
          心理的な影響も大切にしたいものです。

          速度や強弱などの刺激がダイレクトに相手に伝わるので
          つながっていることを意識するようにしています。




          今回は訪問マッサージという
          病を抱えて体力がなかったり
          高齢で筋肉量の少ない方をマッサージする場合
          について書いてみたいと思います。



          Sさんがベッドに横たわる姿を拝見して
          重病であること、また廃用症候が進んでいることは
          一見してわかる状態でした。

          赤ちゃんがお腹の中にいるような姿勢と言えば
          わかるでしょうか、
          胸の前で手をクロスし
          下肢全体の拘縮が進み股関節や膝が曲った状態。

          また、むせると肺炎になる危険もあり
          日中問わず痰を引き呼吸管理も大変です。

          1日何回も看護師が入り
          ヘルパーが介護し
          ドクターが往診し

          家族の献身的な看病で
          静かに呼吸しながら横たわるSさん。

          そんなSさんへ私の訪問マッサージが始まりました。

                                     (つづく)



          | ゆらぎのマッサージ | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - | ↑PAGE TOP